グルメ

角濱ごまとうふ総本舗  飲食部門

紀北・高野町
 今回は角濱ごまとうふ総本舗の専務取締役、角濱功治さんに取材させていただきました。
 高野山駅から車で約5分のところに位置する「角濱ごまとうふ総本舗 飲食部門」は、2016年にオープンした飲食店です。飲食店をオープンして、ごまとうふのアレンジ料理やスイーツを提供するようになったきっかけは、元々高野山には飲食店が少ないため昼食を食べる場所が少なく困っている観光客が多かったこと、そして高野山の胡麻豆腐の可能性をもっと広げたいという角濱さんの強い思いから始まりました。
 飲食部門ではごまとうふを使った様々なお食事メニューやスイーツがあります。中でも、お食事メニューの一番人気は、ごまとうふのお造りやごまとうふの天ぷら、木の芽味噌や抹茶を加えるなどした創作ごまとうふがぎゅっと詰まった「角濱ごま豆腐金剛懐石」です。この金剛懐石にだけ入っているごまとうふの天ぷらは、普通にごまとうふを揚げると溶けてしまうので、ごまとうふを湯葉巻きにしてそこにてんぷら粉を付けて揚げているそうです。そうすることで外はサクッ、中はふわっととろけるので、ごまとうふの味に加えて食感まで楽しめることができ、お客さんからとても人気が高いそうです。これらのメニューは曼荼羅を模した器に盛りつけられており、若い世代を中心にSNSなどにも投稿され注目されています。
 胡麻豆腐の作り方には大きく2種類のタイプがあります。1つは福井県の永平寺で作られる胡麻豆腐です。これは、炒りごまを皮ごと摺って作られるため、香りが強いのが特徴です。もう一つは高野山の胡麻豆腐です。こちらはゴマの皮をきれいに取り除いて作られるので、香ばしさが永平寺の胡麻豆腐よりも強くなく、その分他の材料と合わせやすいそうです。これまでに抹茶の他にもピーナッツやブルーベリーなどを入れて試行錯誤されたこともあったそうです。新しいごまとうふを作ることに対して苦労と感じたことがなく、いつも楽しみながら作られているそうです。
 飲食部門ではお客さんからの要望を頂くこともあるそうで、その中でも角濱さんがこれまでで一番大変だったオファーは、”ごまとうふのウエディングケーキ”だったそうです。ホームサイズのごまとうふになるため水槽で冷やそうにもなかなか冷え固まらなかったり、生クリームの成分が固まりづらく、吉野葛とのバランスや加減が難しかったそうです。また通常の製造方法とは異なるため、手作業で完成させたという驚きのエピソードまでお話してくださいました。
 今後の展開として角濱ごまとうふ総本舗は、2年後に高野山内に新たなカフェのようなお店をオープンさせる計画を立てているそうです。若者や高野山内を歩く観光客に、ごまとうふのおしゃれなスイーツやシェイクなどを片手で持ちながら、高野山観光の際に食べてもらうテイクアウト商品を提供するそうです。また、そこでできたてのごまとうふを提供するのはもちろん、作っている工程も見ていただけるという新しい試みで、商品を待っている間も楽しめるような仕掛けを考えているそうです。角濱さんは、今までにない新しいスタイルに挑戦したいと笑顔で熱く語ってくださいました。
 高野山の伝統的な食べ物”ごまとうふ”に常に新しい風を吹き込む、角濱ごまとうふ総本舗飲食部門。ごまとうふのイメージや可能性が広がる、素敵なお店です。ぜひ、高野山観光された際は角濱ごまとうふ総本舗飲食部門でゆっくりごまとうふアレンジメニューを堪能してみてはいかがですか。

敬称は省略させていただいております。

角濱ごまとうふ総本舗 飲食部門
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山230
営業時間:09:30~17:00(ランチ11:00~15:30)

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